|
叶子 / 2009年10月6日
中国当局の政権樹立60周年の大規模閲兵式が終わった翌日の10月2日、四川省のチベット族居住地では、外国人立ち入り禁止の内部通達が出されていた。国外のチベット関連団体によると、四川省のチベット自治州では、チベット人による抗議活動が何件か発生したもよう。
「ラジオ・フリー・アジア」(RFA)によると、四川省北部の阿ハチベット族・チャン族自治州では、チベット人による抗議活動が数回ほど発生したことが確認された。
インドのダラムサラ在住の2人のチベット人は、RFAの取材に応え、10月1日と3日に、同自治州の寺院や街で、大量の中国共産党反対のチラシがばら撒かれたと証言。チラシの内容は、今年のダライ・ラーマ十四世の3月10日の講演内容、中共政権樹立以来、チベットで発生した60年にわたる数々の災難などが記載されていた。
抗議活動は、9月24日、25日の発生を含めて、四回ほどあったという。
一方、10月2日、四川省観光局は、県内の旅行会社に、甘孜(東チベット)自治州への外国人の立ち入りを一切禁止する内部通達を下した。すでに現地へ出発した外国人観光客も連れ戻されたと伝えられている。通達の執行期限は示されていないという。
成都市旅行会社の職員は取材に対して、通達の原因については、国家政策に触れるため、コメントを控えると話した。
また、別の旅行会社の職員は、60周年日の前にこのような禁止規定はなかったが、2日に突然通達を受けたという。その日、すでに甘孜へ出発したバスの中の外国人観光客は、即刻、バスから降ろされた。
チベット亡命政府のガサン議員によると、政権が過剰反応していた60周年記念はすでに過ぎており、祝賀活動も終了したのに、禁止令は異例であるという。「甘孜(東チベット)自治州は、緊迫した地域。10月1日前に、多くの寺院が厳しく規制管理された。何らかの事情が発生しているのだろう」と話した。
外国人の立ち入りを禁止令の敷かれていない、ほかのチベット地区では、警察による検問が一層厳しくなっているという。
|